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タイに投資するメリットは税金がかからないこと

どこの株式市場でも取引のスピードアップと効率化を図るため、呼び値単位というものを設けています。

要は株価の刻みで、通常は価格帯ごとに変わっていきます。

SETでの呼値単位は、400バーツ以上800バーツ未満では4バーツ、800バーツ以上だと6バーツとなっています。

株式市場では、あまり極端に市場価格が変動すると、投資家が判断を誤り不測の損害を被る恐れがあります。

そこで取引所では、1日の価格の変動幅を前日の終値を基準に一定範囲に制限しています。

これを値幅制限と呼びます。

値幅制限いっぱいに株価が上昇、あるいは下落した場合は、それぞれストップ高、ストップ安と呼ばれます。

SETの値幅制限は、基本的に上限・下限とも30%

日本株と比較すると変動幅は大きく、そのため株価が乱高下する可能性があるので、注意が必要です。

また、配当権利落ち日などのケースでは、例外として30%の制限は適用されません。

証券取引所では、投資家に対する注意を促すため「取引所注意」マークを銘柄につけることがあります

こうした銘柄を買おうと思っている場合には注意して下さい。

取引開始と終了の時間は、不正取引防止のため実際には複雑な構成になっていますが、大まかには次のように考えて下さい。

前場は日本時間の12時から14時30分、後場は16時30分から18時30分です。

取引終了時刻以降の注文は、取引所のデータベースに翌営業日まで持ち越されます。

インターネットでの売買注文は、基本的に希望する価格を指定する指値注文のみ。

どこの証券取引所でも、大幅な値下がりがあるときには、市場の混乱を避けるため臨時休制度(クローズ)制度が設けられています

SETでは、次のようなルールになっています。

1: SET INDEXが前日終値より10%以上、下落したら30分間の臨時休場。

2: SET INDEXがさらに前日終値より20%以上、下がったら再び1時間の臨時休場とする。

SETの代表的な指数は、上場銘柄すべてによるSET指数です。

インフラ整備を多く手がけるチョー・カンチャーン、政府系発電会社のラチャプリ・エレクトリシティ・ジェネレーティングなど、タイを代表する企業の銘柄が並んでいます。

SET上場企業は、中国、ベトナム、インドなどの取引所と比べて極めて厳しいルールで財務状況をチェックされているので、新興国のなかでは透明性と信頼度に秀でているのが大きな特徴です。

SETはもともと、アメリカの証券取引所のシステムをモデルとして設立されました。

そのため、キャッシュフロー計算書を含んだ四半期報告書の提出が欠かせない、また決算には決算基本情報の提出義務があるなど、投資家への正確な情報開示システムが充実しています。

1997年のアジア通貨危機で一時的にIMF(世界国際通貨基金)の管理下に入ってからは、市場から撤退した外国人投資家を呼び戻すため、決算の際にはまず外部監査法人、外部役員が財務をチェックすることにするなど、ルールがさらに厳しくなりました。

これにより外国人が投資しやすくなり、現在では通貨危機以前の活況に。

結果的に災い転じて福となす状態になっています。

以上が何を物語るかというと、「SET上場企業の財務データは信頼度が高いので、数字をきっちりと分析できれば、精度の高い銘柄の評価ができる」ということ。

投資家にとってデータの信頼度は生命線にも等しいもの。

日本から遠いタイに投資するとしても、企業情報が正確なら不安は大きく目減りするといっていいでしょう。

決算基本情報は、年間または四半期ごとに提出する。

年間決算書と四半期決算書の両方を証券取引所に提出して開示。

年間決算書は決算日から3か月以内、四半期決算書は45日以内に提出。

前年の純利益と20%の差がある場合、説明書を求められることもある。

株投資をする際は、その国の税制をよくチェックしておきましょう。

日本では上場株式への譲渡益への課税(キャピタルゲイン課税)は最終的には約20%。

なんと儲けの2割は自動的に政府に持っていかれてしまいます

ちなみに配当による所得は20%の課税。

日本で投資するメリットはいったいどこにあるの?といいたくもなります。

一方、タイは投資家を大切にし、優遇する国

キャピタルゲイン税はなしなので、これが最大のメリットです。

配当金は現地にて配当受け取り時に10%源泉徴収です。

配当課税こそ日本と同じですが、キャピタルゲイン税は0。

これがいかに大きなメリットかは、言うまでもないでしょう。

しかしタイでは譲渡益に税金はかかりませんが、日本国内では税金が課せられます。

日本人の投資家として、日本の税制に従いましょう。

きちんと払わないと脱税扱いになりますので、注意してください。

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