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連続増配でなおかつ高配当のアメリカ株

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は、6兆円以上の売り上げを誇る巨大企業です。

1886年以来の歴史があり、76年連続の売上増を達成しています。

そして26年連続増益、47年連続増配となっていて、近年だけで配当額は2倍になりました。

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売上高の構成は、消費者向け商品が158億ドル、医薬品が225億ドル、医療機器が236億ドルです。

バンドエイド、うがい薬のリステリン、ベビーパウダー、コンタクトレンズ、頭痛薬などが有名です。

売り上げの70%は、世界シェア1位か2位の製品から発生しています。

今後も毎年、配当収入が増加することが期待できます。

また、250社以上のグループ企業が傘下になっており、業績が安定しています。

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ウォーレン・バフェットも、ジョンソン・エンド・ジョンソンの株式を大量に保有していることが知られています。

2008年までの10年間で、S&P500指数の騰落率は年あたり1.4%のマイナスだったのですが、この株は年5.6%の上昇となっています。

自社株買いプログラムを継続していて、株価収益率(PER)は12倍なので、過去のPERからはまだ割安な株価水準で推移しているといえます。

 

着々と最高益を更新し続ける企業が、IBMです。

2000年から2010年の間で大きく進化したビジネスモデルが収益を支えています。

ハードウェアのPC事業やハードディスク事業を売却し、サービスやソフトウェアの販売を重視しているのです。

PC事業は中国のLenovoに、ハードディスク事業は日立に売却しています。

1996年には売り上げの50%以上だったハードウェアは、現在では10%にも満たない部門となりました。

商品ビジネスから付加価値の高いビジネスモデルに転換したことになります。

今では、ソフトウェア、サービス、ファイナンスで90%以上の収益を得ています。

粗利益率は2003年から9.2%増加し現在は約50%となり、税引前利益率は2000年の12%から2009年には19%になりました。

フリーキャッシュフローは2002年の50億ドルから2008年には151億ドルまで増加しています。

ロンドンの渋滞対策交通システム、地方自治体のサービス効率化システム、インドの無線電話などのプロジェクトを手がけています。

BRICs諸国の売り上げは拡大を続けていますが、先進国マーケットの売り上げは数%の増加にとどまっています。

インドではすでに最大のITサービス企業としての地位を確立しています。

IBMでは、2050年までに世界人口の70%が都市部に住むようになり、低所得者層が減り中流層が増えるとみていて、新興市場の開拓を重点に置いています。

現在の株価で予想PERは11倍となっています。

 

コカ・コーラ(KO)は、1886年創業の世界最大の飲料会社です。

200カ国以上で販売されているコカ・コーラの名称は認知度が非常に高く、世界で最もブランド価値が高い会社とされています。

北米以外の売り上げが75%を占めていて、80%以上の利益がアメリカ・カナダ以外から発生しています。

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ここ数年は特に中国とインドの出荷量が拡大していて、ブラジル、メキシコ、トルコなども堅調な伸びとなっています。

売り上げは3兆円、売上高営業利益率は20%後半です。

コカ・コーラのブランドには、スプライト、ファンタ、アクエリアス、ジョージアコーヒーなど日本でも知名度の高いブランドが多いです。

増配を続ける高配当株としても知られていて、例えば1986年に株式を買った人は配当利回りが40%以上にもなっています。

ウォーレン・バフェットが経営していたバークシャー・ハサウェイが発行済み株数の約9%を保有しています。

バフェットがコカ・コーラを永久保有銘柄としていることも有名です。

配当利回りは3.5%で、PERは15倍です。

 

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