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香港株やシンガポール株は既に割高

今度は、台湾株、香港株、シンガポール株など、日本の後を追いかけて成長してきた開発途上国の株価を調べていきました。

すると驚くべきことに、これらの国の株価は、経済成長の過程で必ず上昇しているのです。

この段階で、ようやく新興国の株価の上昇は歴史的な傾向であるという必勝法則にたどり着くことができたのです。

そして最後に、どこの開発途上国を買えば一番良いのかを考えました。

考えるにあたり、私は2つの条件を設定しました。

ひとつ目は、過去の10年間、安定した高いGDP成長率を誇っていること。

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二つ目は、今後40年程度、継続した高成長を期待できることです。

この条件でスクリーニングをかけると、中国株しかなかったのです。

1995年当時、日本で中国株を知っている人は、ほとんどいませんでした。

また、インターネットも普及していないような時でしたから、情報を得ようにもなかなか見つけられません。

そんな状況でしたから、中国株に投資している人は非常に少なく、おかげで株価も非常に割安に放置されていたのです。

しかし、中国株式であればなんでも上がるという時期は、既に終わったと思います。

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2006年の世界長者番付でビル・ゲイツに次いで2位になった、ウォーレン・バフェットが2003年に中国石油の株を買い、大株主になって以降、外国人投資家は将来性に気がついて、多額を投資してきています。

これにより株価は高騰し、すでに割安といえる株価水準ではなくなっているのが現状です。

したがって、これからは上がる銘柄と割高で上がらない銘柄とに二極化されていくのではないかと思います。

そこで、私が次に注目しているのがベトナム株です。

現在のベトナム株は、私が10年前に投資を始めた頃の中国株と、極めて状況が似ているのです。

私が投資を始めたころのB株は、上場銘柄数が上海と深センあわせても50銘柄前後で、時価総額も5000億円程度にすぎませんでした。

また、WTO加盟を控え、これから景気が盛り上がろうとしている時でした。

そもそも、私が投資を始めた1995年は、中国で株式市場が開設されてから5年しかたっていない時期でした。

ちなみに、ベトナムで株式市場が開設されたのは2000年7月です。

既に何度かベトナムを訪問し、証券取引所や現地の証券会社なども視察してきました。

そこには、まさに私が10年前に訪れた時の上海と同じ状況がありました。

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上場企業を訪問してみると、これから年率で50%から100%という超高成長を続ける可能性のある企業がゴロゴロしています。

しかも、外国人投資家が本格的に参入する前ですから、先進国の基準からするとまさにバーゲンセールのような価格で取引されているのです。

ベトナムの証券取引所を訪問して驚いたことは、モルガン・スタンレーやメリルリンチ、ゴールドマンサックス、UBSなど世界の名だたる証券会社が相次いでベトナムを訪問しているのです。

言うまでもなく、彼らはこれからベトナム株式に投資をするための調査に来ているのです。

それを知り、このタイミングこそが一番儲かるところであると直感しました。

ご存知の通り、中国の成長の原動力は、安価な人件費と広い土地を利用して世界の工場になれたことです。

しかし近年は、中国の経済発展とともに、上海や深センなどの沿岸工場地帯の人件費は高騰。

WTO加盟前は日本円にして月5000円程度といわれた工場労働者の賃金も、今では月1万円以上になっています。

手先が器用な人が多いことも特徴です。

聞くところによると縫製品の不良品率は1%未満と極めて低いと言われています。

記憶力も非常によく、精密機械の流れ作業では1人の作業員が担当する部品数が、周辺国に比べて多いとも聞きます。

 

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