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海外の証券会社に口座を開設するメリット

海外株式への投資は、複数の市場、複数の通貨にわたってポートフォリオを組む必要があります。

そのため、出来る限り管理しなければならない証券口座を少なくしておきましょう。

いちいちログインして株価チェックしなければいけないのは面倒です。

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さて、ここで現地の証券会社に口座を作るメリットとデメリットを解説しましょう。

メリットは、手数料が安いことです。

1回の売買手数料は500円から1000円程度です(円換算)。

また、世界どこにいても、日本の休日・祝日に関わらず、現地の取引時間中はいつでも買い付けが可能です。

取扱銘柄も、制限がありません。

一方のデメリットですが、これは英語のサイトであることです。

売買注文の発注画面も英語、ニュースや銘柄分析も全て英語か現地の言語で記載されています。

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このため、注文操作で誤発注をしてしまったり、銘柄分析の内容を間違えて理解してしまうことも考えられます。

さらに、問い合わせも英語になりますので、トラブルが発生した場合は困ることがあります。

現地では売買益については非居住者の場合は非課税ですが、日本で確定申告をして課税分を処理する必要があります。

配当金についても、現地の課税分だけが源泉徴収されるため、やはり確定申告で税金をおさめることになります。

アメリカのように四半期に一度配当が実施されるようなケースだと、処理や確定申告の手続きが面倒になります。

買いたい銘柄に制限がない、売買手数料が格安であるなど海外の証券会社に口座を作るメリットはあります。

しかし、特別な理由がない限り、必ずしも海外に口座を持つ必要性はありません。

次に大事なことは、業界のニュースなどの情報をどこからゲットするかです。

特に海外株式の場合は、どうしても日本企業と比較すると情報へのアクセス手段は限られます。

なお、英語が読めるだけで、ニュースの情報源はぐっと広がります。

ただし、現地の人と情報格差がありますので、短期投資は避けるべきでしょう。

証券会社によっては、海外株式の定期的な分析を実施して、日本語のレポートを作成しています。

ネット証券は基礎的な情報を提供しているところもありますが、四季報程度なので、英語を勉強して専門サイトと契約するのが良いでしょう。

英語の専門サイトでは、株式市場の予想や個別銘柄の情報が盛りだくさんです。

月額5000円以下のところがほとんどなので、検索してみてください。

ブルームバーグでは、日本語版サイトのトップページ左上にある銘柄検索機能を使って、世界の株価や財務指標を検索することができます。

この情報は毎日更新されます。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、最近、日本語版ページの拡充が実施されました。

多くのページが無料で閲覧できますが、全記事を購読する場合は料金が発生します。

アメリカ版のホームページでは、アジア地域、ヨーロッパ地域なども読めるようになっています。

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個人の資産運用についても、本場米国株における投資スタンスや自分年金の作り方などが掲載されています。

米国版バロンズは、アメリカでは評価の高い週刊の金融専門誌です。

バロンズに掲載された銘柄の株価が暴騰するということがしょっちゅうあります。

金融市場の動向や銘柄分析、自分年金の運用方法が掲載されます。

個別企業のホームページのIR情報も参考にできます。

マレーシア株やタイ株などの新興国やヨーロッパなどの投資対象となる会社は英語版のサイトを作成しています。

年次報告書や四半期報告書はIRページからダウンロードできますし、決算発表の様子もチェックできます。

株式アナリスト向けの資料も充実している会社もあり、株主などステークホルダーを重要視しているかどうか判断可能です。

 

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